東京に生まれ、桐朋学園大学音楽学部研究科とフランクフルト音楽大学を卒業。ドイツ在住。
第10回園田高弘賞ピアノ・コンクール第1位、第8回エンニョ・ポリーノ国際ピアノ・コンクール第1位、第14回ヴィアナ・ダ・モッタ国際ピアノ・コンクール最高位、第13回ショパン国際ピアノ・コンクール最優秀演奏者賞などを受賞のほか、チェルニー=ステファンスカ氏よりマズルカ特別賞を授与され、第24回日本ショパン協会賞を受賞。
ヴァン・クライバーン記念演奏会、第9回倉敷音楽祭、サントリーホール主催Rainbow21コンサート、第15回横浜市招待国際ピアノ演奏会、新日鉄コンサート、ラ・フォル・ジュルネ金沢等に出演のほか、日本ショパン協会例会、ヤマハコンサート、日本とヨーロッパに於けるカワイコンサート、ドゥシニキ、クラコフ、リンダウ、ダルムシュタットでのショパン・フェスティヴァルや、メラーノ、モーゼル、ザールブリュッケン、ラインガウ、シュタイアー、ザコパネ、パリ、シントラ、サン・パウロ、メキシコなどでの音楽祭にて、リサイタル出演。又、桃華楽堂での御前演奏会に出演。
山岡重信、高関健、ジョージ・ぺリヴァニアン、岩村力、黒岩英臣、朝比奈隆、カジミェシ・コルド、アントニー・ヴィット、飯森範親、田中一嘉、ブルヒャルト・シェーファー、フランク・ゼークナー、ヤチェック・ボニエツキ、アルン・フランシス、エンリケ・バティス、ヴォイチェク・ライスキー、ローレンス・フォスター、ミヒャエル・ザンデルリング、アンドレアス・ホッツ、ヨハネス・クルンプ、大友直人の各指揮者、東京交響楽団、桐朋学園オーケストラ、群馬交響楽団、九州交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団、ポーランド国立放送交響楽団、マールブルク・シンフォニーオーケストラ、ヴィースバーデンオーケストラ、プオツクシンフォニー、グルベンキアンオーケストラ、メキシコ国立オーケストラ、ポーランド室内管弦楽団、ポズナニシンフォニー、ヴュルテンベルク室内管弦楽団ハイルブロン等のオーケストラと共演のほか、原田幸一郎、毛利伯郎、ラズロ・フェンヨの各氏、アンサンブル金沢のメンバーやフランクフルト放送交響楽団のメンバーとの共演や、コー・ガブリエル・カメダ、イサン・エンダース両氏とトリオ・フランクフルトを結成するなど、室内楽奏者としての出演も数多い。
これまでに、NHK-FM、ニューヨークWQXR-FM、ドイツHRなどのラジオ、テレビ番組に出演。ムソルグスキーのプログラムによる初CDは、ドイツの音楽雑誌「ピアノ・ニュース」2002年1月号にて、ベスト・CDとして紹介されたほか、日本、ドイツ、イタリア、ポルトガルなどでの音楽誌上で取り上げられた。2008年には、アクスティカ・レーベルより「Bunte Blaetter」、2009年にはドイツのOrgano Phonレーベルより、「Chopin」のCDがリリースされた。又、ライプツィヒのGenuin レーベルより、2014年にシューベルトのCD、そして2016年には「ディアベリ変奏曲~ベートーヴェンと同時代の作曲家たちによる」のCDがリリースされ、レコード芸術誌や毎日新聞紙上の特選盤に選ばれるなど、好評を得る。2009年と2012年のドイツでのリサイタル、又、2015年の室内楽コンサートのライヴ録音は、hr2 kultur局によりラジオ放送された。
ピアノを、小山泉、玉置善己、村上弦一郎、園田高弘、レフ・ナトチェニーの各氏等に師事。2005年以降、赤穂市とポルトガルやドイツにて、公開レッスンを担当。フランクフルト音楽大学で講師を9年間務めたのち、現在、フランクフルト・ホッホ音楽院にて講師を務めている。